症例紹介

右顎の粉瘤ではない皮下腫瘍(49歳男性 M様)

local_offer粉瘤治療症例

49歳の男性です。

半年前から右頬にしこりができ、徐々に増大しています。

 

右頬に母指頭大のしこりを認めています(術前)

 


超音波検査では、周囲にわずかなハローを伴ったやや高輝度の腫瘍があります。

辺縁は整であるため、良性腫瘍を示唆します。(超音波検査)

 


臨床経過、超音波画像からは粉瘤は否定的でした。脂肪腫を疑い、切除しました。

被膜につつまれた白色充実性腫瘍が摘出されています(術中)。

 

摘出標本は白色充実性で、割面では一部に半透明に見える粘液成分、一部に軟骨成分を認めます。(摘出標本、摘出標本割面)

病理検査で多形腺腫と確定診断しました。完全切除されています。

 

抜糸して傷はきれいになっています。(術後1週目)

このような症例ではデルマパンチなどは腫瘍細胞を正常組織に植え付ける原因になるので適応外です。

術前診断がやはり重要です。

 

術前 超音波検査 手術中 摘出標本 摘出標本 割面 手術直後 術後1週間

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