20代女性の患者様です。半年前から右頬にしこりを自覚されており、徐々に増大し、1週間前から痛みを伴うようになったため受診されました。
診察の結果、直径26mmの炎症を伴う皮下腫瘍があり、超音波検査で典型的な感染性粉瘤と診断しました。
デルマパンチ5mmによるくりぬき法で角質を除去し、粉瘤の袋状の構造(被膜)を一括切除しました。感染を伴っていたため、傷口は縫合せず、湿潤療法で皮膚の再生を促しました。
術後の経過は良好で、半年後には傷跡もほとんど目立たなくなり、超音波検査で再発がないことも確認できました。
術前
術前超音波検査
術中
術直後
術直後超音波検査
術後1週間
術後半年
術後半年後超音波検査