47歳の女性の患者様です。
7年前から右後頚部から背部にかけて、徐々に大きくなる皮下腫瘍ができていました。最近、その部位から臭いが気になるようになり、当院を受診されました。
診察の結果、右後頚部に直径50mmのやや発赤を伴う皮下腫瘍が見つかりました。超音波検査を行ったところ、典型的な粉瘤(アテローム)と診断しました。被膜がはっきりと確認でき、周囲組織への癒着がないと判断し、5mmのデルマパンチによるくりぬき法で切除を行いました。
術後2年目の再診で超音波検査を行った結果、再発は見られず、傷跡もほとんどわからない状態になりました。
術前
術前超音波検査
術後2年
術後2年目の超音波検査